ペダルクラスターのオーバーホール / Pedal cluster rebuilding
足元のペダル一式(ペダルクラスターと呼ぶらしい)を組み直していく。
センターコンソール、サイドブレーキレバーAssy、フロアカーペットを外して、木製のフロアボードとご対面。運転席側は左下が吸水のためかやや崩壊気味、助手席側はまずまず。両方とも新品に交換する予定。
運転席側でまず見つけたのが折れて転がったリターンスプリング。クラッチペダルの踏み応えがストロークの後半から重いと感じたのはこのせいか?
取り外したペダルクラスター。そして足元には長い年月を経て積もりに積もったゴミ。
クラッチシャフト先端のレバーの穴がひどいことに。度重なるクラッチ操作でワイヤーを引っ張るピンがプラスチック製のブッシュを突き破り、スチール製のレバーの穴を削り始めていた。
普通ならこのクラッチシャフト、丸ごと交換するところだが、ここは補修でいく。穴を溶接で一旦埋め、10mmの穴を開け直し、よくある真鍮製の社外ブッシュを入れて補修は完了。
しかし、強い引っ張り力が繰り返し加わるこの部分に6mmという細いピン径が設計的に適切なのかがそもそも疑問。レバーを平行してもう一本増設してロッドエンドが使えるように改造しようかとも思ったが、今回は見送る。
ブッシュ類の交換やグリスアップを終え、組み上がったペダルクラスター。
切れかかっていたペダルのゴムも新調。リターンスプリングの装着はペダルクラスターを車体から組み付けてからでは大変そうなので今のうちに。崩壊していたアクセルペダルのリンクのブッシュも真鍮製の社外品に交換。
クラッチペダルシャフトとブレーキペダル周りのブッシュも真鍮製に交換。
アクセルペダルを踏むと引っ張られる長いリンクロッドの両端にもボールジョイントがある。ガタが出ていたので新品に交換。一部は元の長さに合わせてカットした。