ヘッドライトリレーハーネスの製作 / Fabrication of headlight relay wiring harness
フォグランプさえもリレーが入っているのに、この時代の911のヘッドランプはなぜかON/OFFもハイ・ローの切り替えも大電流を室内のスイッチで直接コントロールする仕組み。ハイ・ローの切り替えとパッシングの操作では、ディマースイッチの接点間でスパークが発生し、ほのかに煙も出る。さすがに怖いのでリレーキットを製作。ハイ側には5極、ロー側には4極のリレーを使用し、同時点灯をしっかり防止。ヘッドライト・ディマーの各スイッチからヒューズボックスへと来るラインをリレーコントロールに使い、ヒューズボックスから左右のヘッドライトへ行くラインは元のまま生かす。これで照度がどの程度アップしたかは比較していなので分からないが、主目的であるスイッチのスパーク防止は達成することができた。出先でこのリレーハーネスに不具合が出た際には、バッテリーからのラインに入っているヒューズを抜き、ヒューズボックスに元の4本のヒューズを入れればすぐに元の状態に復帰できる、という仕組み。