ドアスピーカー交換 / Replacing door-mounted speakers
ドアロックのリンク類をグリスアップしようとドアトリムを取り外したら、何とも風情のあるスピーカーが姿を現した。せっかくなので最近のスピーカーに入れ替え、配線もやり直すことにした。
鉄板製のバッフルに専用の雨よけカバーが付く構造。スピーカーユニットは純正なのかアフターマーケット品なのかは分からない。バッフルの穴径は近年のトレードイン用スピーカーが偶然ぴったり入る123mm。
4オーム、6.3W、MAX 12W、JAPANとうっすら読める。
防水フィルムがボロボロだったので交換。使うのは930用社外品。ドアパネルにあてがい、位置を確認。
色々とついでにやっておく。室内側のドアハンドルの取り付けがグラつきやすい設計なので、一工夫して補強を施すとともに、操作時にたわんでしまい心許ないプラスチック製のリリースハンドルをスチール製の社外品に交換してみる。リリースロッドを引っ張る穴の小さなブッシュも、これまたついでに交換しておく。
取り外したパワーウィンドウスイッチ。配線は引き抜く前にメモしておくのだが、その作業性の悪さに辟易。ドアトリムの脱着作業はできれば今後はやりたくない。
外したドアポケットの修復。ポケットの口元で剥がれかかっていた表皮の折り返し部分を接着し直すとともに、めくれ防止策としてさらにアセテートテープを貼り込んでおいた。
色褪せて白っぽくなっていたポケットの内面を染めQスプレーで黒く染色。見た目もだいぶ良くなった。
さて肝心のスピーカー。アルパインの16cmコアキシャル、いわゆるトレードインタイプ。こんなにたくさんある取付穴は当然ながらどれも適合しないので加工。フランジもバッフルをドアパネルに固定するためのねじ穴と干渉する部分をカット。元の雨よけカバーも小加工してそのまま生かした。
完成。スピーカーグリルは敢えて純正のままとした。ドアポケットの補修やらドアロック周りのグリスアップやらと、ドアトリムを外したついでに色々と済ませることができたので、思いのほか充実感のある作業だった。